先日、 ”16年連れ添った”うちの車、売ることが決まりました。
20年ぐらい前、私が30歳になる少し前ですが、当時住んでいた練馬区(東京都)から、東京都内の郊外へ引っ越しました。郊外といっても都心からすごく離れているわけではないのですが、ある私鉄線の最寄り駅に出て、その電車で山手線のターミナル駅に到着するまで、朝の通勤時でさえ、1時間余りかかるところでした。
その郊外に越してからは特に、家族が通勤に必要でしたので、中古の軽自動車を入手し、買い物などの足に使っていました。スーパーやショッピングモールに買い物に行くにしても、近隣のスポーツセンターに行くにしても、軽でも車が必要でした。軽を使っているうちに、遠出にも楽に運転でき、高速道路に乗るときに加速が十分に出る車が必要ということになり、家族で新車で自家用車を購入しました。
マツダのデミオでした。それが今から16年前のことでした。
当時は、週に何回も車の出番があり、一度、車で出かければ、それなりの距離を走ります。日常生活に乗るほかに、奥多摩や埼玉、北関東へ観光に行きました。文字通り、無くてはならないものになりました。
中央区から練馬区に越してから(私が中3の夏)は15年くらい(地方で働いていた時を除き、私が20代後半になるまで)は、車とは縁のない生活でした。ましてや、速い車にも関心はありませんでした。
9年前、そこ(郊外)から江東区内の今のところに越してからは、車の出番はガクッと落ちてしまいました。なぜかというと、バスの本数が多い、タクシーも多い、地下鉄もある。買い物も近い、体育館も近い、区の施設も近いと来たら、
江東区に越してきてから今まで、車で出かけるといえば、大きめのものを買うとき、通勤時に想定外に雨が降ってきた時ぐらいになってしまいました。余りに愛車デミオに乗らなくなってしまったので、時間のある時に、デミオで葛西臨海公園に行ったり、千葉県内の観光施設に行ったりしましたが、それでもデミオの出番がなくなってしまいました。
今のところに越してから再三、売却や廃車の話が出ました。そのたび、車のある生活に慣れ、デミオが相棒というか、今使っている家具と同様、愛着があり、離れがたい存在になっていました。
乗らないのに、車検などの維持費がかかる、というのがデミオを手放す理由ですが、実際、手放すとなると、なんと寂しいものか!
ということで、今日、デミオのラストランということで、昔住んでいたところまでデミオで行ってきました。練馬区のあるところですが、私が中3の夏から25年半前まで住んでいたところです。(そこに越してから10年位そこに住んでいました。そこからさらに練馬区内で引っ越しをしました)
四半世紀も過ぎると様変わり… 大袈裟ですが、そんな感じがしました。当時の自宅近くのショッピングモールのテナントも様変わりで、驚きです。
兎も角、我が家から離れてしまう前日に運転できたのは大変、ラッキーというか、ありがたかったです。
寂しい、といった言葉で言い表せるのですが、いつまでも一緒にいられる訳ではないので、覚悟を決めて、明日、中古車を引き取る店に「送ってきます」。
(ノД`)シクシク